2021年3月9日火曜日

芦田愛菜さんと口喧嘩をして負けたい

 こんにちは。流れる季節の真ん中で、てくねちおです。



 今日はこんな動画を見つけて感心していました。


 言わずと知れた将棋棋士の藤井聡太氏(八段、二冠=王位・棋聖)と天才子役として名高い俳優の芦田愛菜氏の対談です。サントリーの伊右衛門の広告で共演されるとか、なんとかで。藤井先生の独特の落ち着いた話しぶりはプロデビュー後から有名ですが、芦田さんの話し方やその深さも年齢らしくない感じですごいと思います。本当に16歳?人生何周目?と尋ねたくなってしまうような感じです。「今の仕事をしていなかったらどうなりたかったか」とか本のジャンルのおすすめとか、素敵なご意見をお持ちなのだなと思います。

 子役として出始めたころの芦田愛菜さんはあまり好きではなかったのですが、中学生くらいになってから(中学受験をしたとかいうのが話題になりましたね)自分の中での評価が高まりつつあります。いわゆる「育ちのいい」方なのかもしれませんが(ときおり意見の節々にそのような雰囲気を感じるが、若さゆえの率直なモノの見方なのかもしれない)、知性を感じる話し方は好感が持てます。天皇陛下即位を祝うイベントでスピーチをされたときとか、バラエティ番組とかを見ることが多いので、役者としての評価はまた別かもしれませんが……。読書をよくされるというのも有名ですが、それに関する話を聞いてみると、将来、ちょっと癖のある大人になられそうだなと思ったり、思わなかったりします。


 そういうわけで、芦田愛菜さんと口喧嘩をして負かされたい、という願望が、ここしばらくの間、頭の中を蠢いています。私の日頃の悪い行いを、理路整然と、教養深く、説教臭く、非の打ちどころのない物言いで、諫めてほしいのです。私の怠惰な言い訳じみた反論を、ドのつく正論でぶちのめしてほしいのです。

 いざこのように文章にしてみれば、気持ちの悪いことこの上ないのですが、これが私の正直な思いなのです。笑っていただければ幸いです。

 芦田愛菜さんをほめて「そんなことないですよぉ~」ってまんざらでもない笑顔で否定されたい。


 ところで、伊右衛門のPR動画に藤井先生と本木雅弘氏の対談がありました。


 藤井先生に興味津々な感じの本木さんと、なかなか視線を合わせない藤井先生。緊張されていたのか、いつものインタビューの癖なのか、ちょっと不思議な感じがします。まあ、私がとやかく言うような性質のことではないですね。それにしても、本木さんの所作が美しい!


 三月の風に思いを乗せて、てくねちおでした。


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